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オーバーロード (小説) 概要編


オーバーロード

オーバーロード』(OVER LORD)は、丸山くがねによる日本のライトノベル。
ウェブ版とKADOKAWA エンターブレイン出版の書籍版がある。
出版でのイラスレーターはso-bin担当。
ウェブ版は2010年9月から開始されており基本的設定は同じであるが、 書籍版とウェブ版とでは別のストーリーとなっている。
刊行の際に作者名を変更しており、旧作者名は"むちむちぷりりん"。
「読者が購入する際に変な目で見られないようにする」ために変更したとのこと。
ロールプレイングゲームなどにおける「魔王」が主人公となった、と言える作品であり、 それゆえ主人公およびその部下が残虐非道な行為を平然と行う場面も散見されるアンチヒーロー的小説である。
本項では同作品を原作とする、2015年7月から9月にかけて放送されたTVアニメについても扱う。

オーバーロード (小説) ストーリー編


オーバーロード

その日、長らく続いたVRMMORPG「ユグドラシル」のサービス終了に伴いプレイヤーの1人であるモモンガは、 かつて栄光を誇ったギルド、アインズ・ウール・ゴウンの本拠地で郷愁を胸に、 一人だけでゲームの終わりを迎えようとしていた。
サービス終了までのカウントダウンが始まる中、 モモンガは目を閉じて仲間達との思い出を回想しながらユグドラシルの終了を待っていたが、 終了時刻を迎えても強制ログアウトは起こらず、NPC達は意思を持って動き出し、 自身もゲームの中に自分の作ったキャラクターとなってしまったことに気付く。
モモンガはかつてのギルドの栄光を再び手にするべく、アインズと名を改め、 ナザリック地下大墳墓の勢力を率いて暗躍し始めるのであった。
ナザリックが転移した異世界、不思議とかつてのユグドラシルと似通った部分を発見したアインズは自分達の持つ力がこの世界の常識と比較してあまりにも強大であることに 気付きながらも万に一つの可能性を潰すべく慎重な姿勢を崩さない。
まだ見ぬ強者、知らない技術、何よりその裏に見え隠れするプレイヤーの痕跡に。

オーバーロード (小説)基本情報編

ジャンル
ファンタジー
著者
丸山くがね
イラスト
so-bin(カバー・本文イラスト)
出版社
KADOKAWA エンターブレイン
刊行期間
2012年7月30日 -
巻数
既刊9巻

オーバーロード (小説)登場人物編


アインズ・ウール・ゴウン(モモンガ)


アインズ・ウール・ゴウン(モモンガ)

本作の主人公。
177㎝。
現実世界では「鈴木悟(すずき さとる)」という名前の冴えないサラリーマンだったが、 ゲーム時代に作ったアバターのままにユグドラシルの法則が通用する異世界へ転移してしまう。

ゲーム時代にアンデッド種族の最高峰であるオーバーロードであったことと、 その強大な力も相まってその存在を知る者からは「超越者」や「魔王」として敬されている。
現実世界においては、家族や友人、恋人が一人もいない天涯孤独の身の上らしく、 そうした自身の境遇から、自分が異世界に転移されたことに気づいた後も現実世界に戻ることに対しては消極的になっている。
ゲーム時代はモモンガというHNでプレイしていたが、 転移後は自らが長として意見のまとめ役をやっていたギルド「アインズ・ウール・ゴウン(ainz ooal gown)」そのものの名を名乗る。

これはただ一人残った己が今はなきメンバー全員を背負う意味と、「『アインズ・ウール・ゴウン』の名を 広く知れ渡らせることで、 自分以外に異世界に転移しているかもしれない『ユグドラシル』のプレイヤーを探し出す」ことを 意図したためである。
普段は温厚な性格であり無益な殺生は好まず、 利用価値があるならば死地にある者を助命することもある。
これは部下の手前建前としている面もあるが、 人間としての残滓と記憶が残っているためという側面もある。

アンデッド化によって表情は無く、感情の起伏は抑制されている。
また、ナザリックNPCに「人間種」が少なく、逆に「人間嫌い」な者が多いことから、 無闇に諍いを起こすことを好まない本人とは裏腹に、 人間に対して敵意や殺意を剥き出しにする彼らを宥めることにも苦労している。
その一方で、ナザリックの利益に結びつくなら大量殺戮も辞さない。
部下たちの言う「下等な者」相手であっても受けた恩義には報い一定の共感を示すが、 守護者に代表されるNPCに向けられる感情はなき友が残した忘れ形見、 子を案じる親のそれであり、彼らとナザリックの誇りを傷付ける存在には激しい怒りを露わにし、 苛烈なまでの報復を行う。

ヘロヘロ


ヘロヘロ

モンク系の職を修めた攻撃役。
サービス最終日まで籍を残していたギルドメンバーの内、 モモンガの招集に応じた最後の1人。
種族はスライム種の中で最強に近い「古き漆黒の粘体(エルダー・ブラック・ウーズ)」。
攻撃力は低いが、超強力な酸で相手の耐性を突き抜けて装備を剥がすため、 プレイヤーとの戦いで強さを発揮する。
NPCの行動AIプログラムを組み立てた一人。
現実世界ではブラック企業に勤めており、 その激務によって心身共に疲れきった現状を吐露した後、ログアウトしていった。

ペロロンチーノ


ペロロンチーノ

「エロゲーイズマイライフ」を公言する駄目人間。
おちゃらけてはいるが、仲間との和を重んずる憎めない男モモンガとの仲も良かった。
そんな彼の趣味嗜好は制作したシャルティアにふんだんに詰め込まれている。
本人は「駄目音感」と呼ぶ絶対音感を持っている。
呼び名は”爆撃の翼王”。
外見は魔法による発光を伴った華美な装飾の施された鎧で全身を包んだ戦士風の男性の格好をしている。 当初はモモンガウルベルトと「無課金同盟」なる、 課金を一切せずその分の弱さを自らの腕で補っていくことを理念とした同盟を組んでいたが、 キャラ組込型エフェクト(課金)に手を出した。
弓に特化した構成をしており、超々遠距離攻撃による爆撃が得意。
太陽を射落とした英雄名に由来する武装「ゲイ・ボウ」を所持していた。
姉のぶくぶく茶釜にはどうも逆らえなかったようである。

たっち・みー


たっち・みー

蟲の外見をしたプレイヤー。
ギルド「アインズ・ウール・ゴウン」の前身となった、
最初の九人で構成された集団(クラン)「九人の自殺点」(ナインズ・オウン・ゴール)の発起人であり、 異形種を理由にPKに晒されてゲームにうんざりしていたモモンガを仲間に勧誘した。
モモンガにとっては恩人に当たる人物で同クランではクラン長を務めていたが、 弐式炎雷から未探索ダンジョン・ナザリック地下大墳墓発見の報告が上がった定例連絡会で、 クランの解散及びギルドの創設を提案、ギルド長にはモモンガを推薦した経緯がある。
職業「ワールドチャンピオン」が示す通り、ギルド内で最強、 かつゲーム中でも屈指の実力者。呼び名は”純銀の聖騎士”。
装備している純白の鎧は、大会優勝者に運営から与えられる特別なアイテムであり、 その性能はギルド武器に匹敵する。
この鎧はたっち・みーがゲームを引退する際に、 モモンガに託され、後のシャルティア戦で大きな力となる。

アルベド


アルベド

書籍版で登場。
名の由来は、錬金術における大いなる業の2段階目「白化」。170㎝。
階層守護者統括であり、世界級アイテムの一つの所有を認められるなど、 名実共にナザリック地下大墳墓に存在する全NPCの頂点に立つ存在
住居は9階層内の自室。
外見は腰からの黒い天使の翼、こめかみから生えた山羊の如き角、 縦に割れた虹彩と金色の瞳など奇異な点はあるが普段は絶世の美女といってよい姿をしている。
因みに翼は感情表現にも使われている。戦地には漆黒の鎧を纏った完全武装の姿で赴き、 緑色の病んだような微光が宿るバルディッシュを武器とする。
Lv100ゆえの高水準の能力に加え、守りに長けたクラスを固めて取得していることにより、 アインズの盾を任せられる高い防御能力を持っている。
ナザリックの運営管理という内政面においても極めて高い能力を持ち及ぶ者はない。
掃除、裁縫など、意外な特技も持ち合わせる。
デミウルゴス同様複数の形態を持っているようで、 シャルティアと喧嘩した際は、その内の一つの特徴を揶揄され「大口ゴリラ」と呼ばれることがある。

デミウルゴス


デミウルゴス

ナザリック第7階層「溶岩」の守護を任された階層守護者。181㎝。
住居は同階層内の赤熱神殿。
巧言令色を弄し、人間を陥れ破滅に追いやることを悦びとする悪魔
口調は非常に慇懃であり、有するスキルもあって耳あたりがよく優しいとさえ取れる。
悪魔という種族やそのインテリめいた姿に相応しくナザリック最高峰の頭脳の持ち主であり、 ウェブ版では外交・内政・軍事を含んだ全ての分野において、 書籍版ではアルベドにその役割の多くを譲ったもののナザリックの行う様々な方策に関わる。
スクロール製作のための羊皮紙量産化や周辺国を脅かす偶像としての魔王の作成など、その内容は多岐に渡る。
モモンガが口にした世界征服という戯言を本気にしてしまい、 ナザリックの大方針を定めた張本人である。彼もまたナザリックの住人として主人である アインズが自分達を凌駕する鬼謀の持ち主であると例外なく信じ込んでおり、 中身凡人であるアインズは知ったかぶりをしながら常に彼らの期待に応える羽目に陥っている。
そのため、アインズ本人が立てた計画を置いておけば実際はデミウルゴスの策を追認しているに過ぎないのにかかわらず、さらなる深読みをされることによって 本人置いてけぼりのままアインズの虚像は膨らみ、 更に頭を抱えさせることになっていることを知る由もない。
本作における勘違いから来るギャップやおかしさを最も体現する人物といえる。

アウラ・ベラ・フィオーラ


アウラ・ベラ・フィオーラ

ナザリック第6階層「ジャングル」の守護者。104㎝。
住居は同階層内の巨大樹。
ウェブ版の名は「アウラ・ディベイ・フィオーラ」。
外見は10歳程度の少女で、金髪のショートヘアに金と紫という左右の異なる瞳、 褐色の肌と長く尖った耳を持つダークエルフと呼ばれる人種であり、 ビーストテイマーおよび魔法職のクラスを持っている。
書籍版の名は「アウラ・ベラ・フィオーラ(aura bella fiora)」。
外見はウェブ版とほぼ同じだが、瞳の色が緑と青のオッドアイとなっており、 魔法職を失った代わりにレンジャーのクラスを持っている。
同守護者である双子の弟マーレの姉で、製作者の遊び心によって男装させられている。
直接的な戦闘能力はナザリックのLv100NPCと比べ劣るものの、 職業に由来する高レベルモンスターの使役や強化・弱体化を初めとした様々なスキルによってそれを補う。

マーレ・ベロ・フィオーレ


マーレ・ベロ・フィオーレ

書籍版で登場。
ナザリック第6階層「ジャングル」の守護者の1人。身長・住居は姉と同様。
外見はアウラと同じだが、制作者の遊び心によって姉とは配色が逆であるものの、 概ね同じ格好にスカートを履かされ女装させられている。
気弱で姉には逆らえず、いつもおどおどとした姿を晒しているが、 アインズからは広範囲に渡る地形改変を任されるなど後衛魔法職としての能力は高い。
その実力は守護者でも二番手に付けるとセバスには評される。
また、気弱な性格を演じている節も見受けられ、少なくとも敵に対しては無感情であり容赦無い。
ナザリック外の存在には徹底的に無関心である。

コキュートス


コキュートス

ナザリック第5階層「氷河」の守護を任された階層守護者。
250㎝(尾は含まず)。
住居は同階層内の大白球。 巨大な二足歩行の昆虫に悪魔的な印象を混ぜ合わせた姿をしている。
常に冷気をまとわせたライトブルー(ウェブ版では白銀)の体に、 体表や尾全体に鋭いスパイクが付いている。4本の腕はそれぞれに違う得物を携え、 武器を持った際の攻撃力は守護者随一であり一定の魔法も行使できる魔法戦士
鎧を想起させる厳しい外見に似合い能力も性格も武人そのものの武骨なものであり、 格下であっても勇敢な戦士には敬意を払う。
「至高の四十一人」全員の武器を知る他、戦士としての観察眼アルベドに勝る。
異形の外見の通り、発せられる言葉も漢字を除けばカタカナで表記されるなど硬質なものとなっている。
外見の異質さもあって、外界に出ての任務に当たっている他の守護者とは異なり、 ナザリック内の警固という従来の役目しか与えられていなかった。

シャルティア・ブラッドフォールン


シャルティア・ブラッドフォールン

ナザリック第1 - 3階層「墳墓」の守護を任された階層守護者。140㎝。
住居は第2階層内の死蝋玄室。
いわゆる真祖としての「吸血鬼」であり、冷然とした超越者としての雰囲気を纏う少女。
外見年齢は14ほどとやや年端のいかない要素はあるものの、少女と女性の境界染みた不完全な完全性を持つ。
外見は白蝋染みた肌を身に包んだボールガウンやフィンガーレスグローブで露出させず、 長い銀の髪と真紅の瞳を持った非常に端正な面立ちをしている。
胸のみは不自然なほど盛り上がっているが、 これは胸パッド(アウラからは「ニセ乳」とも言われている)。
そこが彼女の弱みになっており、歩くとずれたり落としたりするために、 移動の際は基本的に転移門(ゲート)を利用している。

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