とある飛空士への誓約|ラノベ祭り|口コミ・おすすめ・人気・評価・評判・ランキング・動画

とある飛空士への誓約 ストーリー編

  1巻
1巻とある飛空士への誓約』の舞台となる地域では「多島海」と 呼ばれる大小さまざまな島の浮かぶ海を挟んで、南の大陸に「秋津連邦」、 北の大陸に「セントヴォルト帝国」という大国が栄えている。
現在、多島海は「ハイデラバード連合共同体」と友好関係を結んだ空の一族(ウラノス)の支配下にある。
こうした状況を打開すべく秋津連邦とセントヴォルト帝国は同盟関係を結んだ。
その証として両国の士官学生たちが共同で大型飛空挺「エリアドール」を操って「多島海」翔破を挑むこととなった。
乗員は7名。
秋津連邦の箕郷からセントヴォルト帝国マウレガン島に向けて飛び立つも、 道半ばで一行はウラノスの襲撃を受けてしまう。ウラノスの苛烈な攻撃を受け味方編隊は全滅。
唯一生き残ったエリアドールの若き乗務員たちは単独で多島海翔破を成し遂げる。


  2巻
2巻 多島海の単機敵中翔破を成し遂げた清顕たちは「エリアドールの七人」と呼ばれ、一躍脚光を浴びる。
しかし、周囲の期待に応えて優秀な成績を収める他の六人に比べ、清顕のみ伸び悩む実力に焦りを感じていた。
特に圧倒的な実力を見せるイリアとの、撃墜王の父を持つ同士の差を論われていた。
何のために空を飛ぶのか。戦う理由を求める清顕に、ミオは一つの答えを提示する。
急激に成績を上げていく清顕。しかし同じ頃、清顕の拠り所であるミオの異変と同時に、 七人の関係も徐々に変化を見せ始める。
そしてついに「ハチドリ」が動き、「裏切り者」が姿を見せる。

  3巻
3巻 冬休み、ミオは両親の元へ帰ると、衝撃の事実を知らされる。
それは弟妹を除く家族全員がウラノスの潜入工作員であること、 清顕の家族が殺されることとなったメスス島侵攻が父の手引きによるものだということだった。
年が明け、かぐらとバルタザールは卒業し、清顕たちは心持ちも新たに訓練に励んでいた。
しかし順調に距離を縮める清顕とイリアに対し、ミオは清顕にすら心を開かないままだった。
半年後、索敵任務でペアを組むことになった清顕とミオは、敵機遭遇も重なり遭難してしまう。
そして気を失った清顕を前にミオはある決意を固め、清顕は夢うつつのままミオを求めてしまう。
一月後、ウラノスはエアハント島への一大奇襲作戦「オペレーション・ジュデッカ」を発動させる。
戦渦に巻き込まれる島を守るため、清顕とイリアも初陣を飾る。その先に待つ悲劇を知らないまま。

  4巻
4巻 士官学校を卒業した清顕、イリアライナはかぐらが所属する ヴォルテック航空隊に配属された。
航空隊に赴任してから始めての空戦を経験し、 部隊の仲間との絆を育んでいく。
同じ頃、バルタザールは上司の信頼を獲得し、 シルヴァニア王家の情報収集を命じられる。
7月、セントヴォルト海空軍はウラノス飛空要塞攻略を 目的にした作戦「鋼鉄の雷(サンダースティール)」を発動、 かぐらを小隊長として、清顕とイリアの3人で小隊を組みヴォルテック航空隊の一員としてこの作戦に参加する。
大きな犠牲と引き換えに戦いに勝利したが、その結果国家間の思惑によって「第二次多島海戦争」が開幕する。
また、プレアデスに連れられたミオはそこで特殊工作員になる教育を受けていたが、 ゼノンニナ・ヴィエントの世話役を命じられる。

  5巻
5巻 ウラノス王都プレアデスでは第一王子デミストリとニナ・ ヴィエントとの間で王位継承問題が発生する。
ミオはウラシルからニナと仲良くするよう命令され、 ニナ、イグナシオとの交流を深くする。
一方、清顕とかぐらはスパイとして軍警に囚われるが、 エリアドールやヴォルテック航空隊の仲間によって助けられる。
その後、ライナは清顕にスパイであることを暴かれ逃亡する。
セシルはシルヴァニア王家の王女として重大な決断を迫られる。

  6巻
6巻 かぐらとともに草薙航空隊として秋津連邦首都・ 箕郷の防空任務に就いた清顕は若き英雄として祭り上げられ、 ヴォルテック航空隊のエースとなったイリアを撃墜するよう強いられる。
両国の威信をかけた最新鋭戦闘機に託されたふたりは、燃えさかる箕郷上空で再会する。
一騎打ちとなり空中接触してしまう。ふたりともアクメドに助けられ、ワルキューレに入ることになる。
居場所を追われたライナは、ニナ・ヴィエントの護衛、 ミオの教育を命令され、ミオライナは再会する。
帝都1349年12月、プレアデスではニナの戴冠式が行われる。

  7巻
7巻 セントヴォルト帝国軍は秋津大陸に上陸。
秋津連邦は内紛となり、セントヴォルト帝国との戦争を続けるのは、 東方州(慧剣皇王国)のみとなった。一方ミッテラント大陸では、ウラノスの傀儡国家・ ハルモンディア皇国がセントヴォルト帝国ククアナ・ラインを攻略。
それからの8か月間、本土は完膚なきまでに蹂躙され、政府はエアハント島に移された。
そんな中、帝紀1350年12月、エリザベート・セシル・シルヴァニアによって シルヴァニア王国の再興が宣言される。
しかし、翌年6月、サントス島に再びウラノスの攻撃が始まる。
ワルキューレはウラノスに応戦するが、絶対的に物量が及ばず、 2人の空の王・アクメドカーナシオンの一騎打ちもアクメドが撃墜されて戦死する。
ワルキューレに悲壮感が漂う中、突如として救世主・第二次イスラ艦隊が現れる。

  8巻
8巻 エリザベートが第二次イスラ艦隊との共闘を選んだため、 清顕、イリアバルタザールは第二次イスラ艦隊の人々と交流する。
バルタザールはエリザベートに促され、ベルナー財閥会長である祖父・ レオニール・ベルナーと面会し、ベルナー財閥の全財産を託されるが、ほとんどを弟に譲る。
一方、かぐらは戦争を終わらせるため実兄との対決の結果、クーデターを成功させる。
かぐらとバルタザールにより慧剣皇王国とセントヴォルト帝国は休戦協定を締結し、 秋津大陸にいるセントヴォルト帝国軍170万は全軍撤退する。かぐらはクーデターの責任を取り、出頭。
皇紀2011年(帝紀1351年)12月14日に処刑された。
ウラノス王都プレアデスでも政変が起きる(十月革命)。
天宮が襲撃され、ミオ、イグナシオは逃げ切るが、ニナはデミストリに捕まってしまう。
ミオは偶然現れた「フィオ」を通じて清顕たちにプレアデスの情報を託す。

とある飛空士への誓約 基本情報編

ジャンル
戦争・学園
イラスト
森沢晴行
小説著者
犬村小六
出版社
小学館
レーベル
ガガガ文庫
刊行期間
2012年9月19日 - 2015年11月18日
巻数
全9巻

とある飛空士への誓約 登場人物編


坂上清顕

坂上清顕(さかがみ きよあき)
本作の主人公。河南士官学校三回生→エアハント士官学校三回生→エアハント士官学校四回生 →セントヴォルト海空軍派遣少尉候補生→ヴォルテック航空隊→ オデッサ航空隊少尉→草薙航空隊→ワルキューレ大尉→ワルキューレ隊長。
エリアドール飛空艇では操縦を担当。真っすぐで正義感の強い性格。
秋津連邦のかつての超エース・坂上正治を父に持ち、 父の弟子である聖騎士アクメドを師に持つ。
飛空艇で夜間戦闘機の追撃をかわし、積乱雲突破、 夜間着水(最後はハチドリに助けられるが)をこなすなど、 高い操縦技術を持つ。
本編開始5年前のメスス島侵攻により家族を全て失い、 ウラノスと姉を地上掃射で殺したカーナシオンへ深い憎悪を抱く。
そしていずれ世界を革命する復讐をミオと誓う。
またミオ離反後、あることからその真意を悟ったことで、 新たに「ミオを取り戻すために」という理由も加わった。
ウラノスへの憎悪にまみれてはいるものの、 本質的には優しい性格のため、精神的に偏りがあり不安定な部分も多い。
また悪戯っ子でもあり、幼い頃のミオイリアなどからかい甲斐のある人間をいじる傾向がある。
そのことや時折垣間見せる鋭さから、イリアからは「黒ウサギ」と評された。
「戦う理由」は良くも悪くも人のためであり、最初の頃は誰かを殺すのではなく 誰かを守るためにしか敵を撃つことができなかった。
一方で誰かのためならば盲目的なまでに行動でき、 特にミオに関わることでその傾向は強い。


ミオ・セイラ


ミオ・セイラ

ミオ・セイラ
ヒロインの一人。
河南士官学校三回生→エアハント士官学校三回生→エアハント士官学校四回生。
エリアドールでは航法及び前部銃座を担当。清顕とは10歳の頃からの幼馴染。
清顕と共に上級生を差し置いての転校の選抜であるため、それなりに腕は良い。
幼い頃に戦争によって実の両親をなくし、外交官である養い親に育てられた。
7人もの血のつながらない兄弟がいる。セイラ家の三女。飼っている鳥の名前は「フィオ」。
5年前、メスス島にて清顕と共にウラノスの侵攻を経験している。
それによる悲しみを抱えながらも、「頑張らずにいるよりも世界がよくなるかもしれない」と 清顕を励まし、共に「ウラノスへの復讐」を誓う。
とある事情から清顕を「運命の相手」と認識して おり、知り合った時から彼を振り回している。
幼い頃に勢いに任せて「清顕のお嫁さん」になることを彼に誓わせたが、 時を経るにつれて曖昧になってきているその約束を持て余してもいる。
ただし清顕に対する思慕はそのままで、彼が他の女性を気にすると (清顕自身にその気はないが)すぐに不機嫌になる。


イリア・クライシュミット


イリア・クライシュミット

イリア・クライシュミット
ヒロインの一人。
エアハント士官学校三回生→エアハント士官学校四回生→ セントヴォルト海空軍少尉候補生→ヴォルテック航空隊→
ワルキューレ→ワルキューレ副隊長。エリアドールでは操縦を担当。
氷のように冷静で、めったに表情を見せない。
坂上正治と並ぶ超エース、カルステン・クライシュミットを父に持ち、 父を一騎打ちと見せて騙し打ちした(カルステン及びその同僚の証言。
正治やその同僚は否定している)正治と、その息子である清顕を憎んでいるが、 親善飛行で操縦士同士として力を合わせるうちに彼に心を寄せていく。
幼いころから、父に正治への憎しみの吐け口として過酷なほどの操縦訓練を受けているため、 他の訓練生を遥かに上回る操縦技術を持っている。


ライナ・ベック


ライナ・ベック
エアハント士官学校三回生→エアハント士官学校四回生→ セントヴォルト海空軍少尉候補生。
エリアドールでは航法及び上部銃座を担当。
女好きで軽い性格で、ところ構わず女性を口説いている。
なお模擬空戦では1回だけイリアに勝ったことがあり、成績は広範囲で優秀。
清顕の見立てでは七人の中で総合力が最も高い。
その正体はウラノスの潜入工作員「ハチドリ」。
作中冒頭で明示された「裏切り者」の一人で、ライナ・ベックという名も偽名であり、 本名は不明。
将来セントヴォルト帝国の上層部に入り込むにエアハント士官学校に潜り込んでおり、 本来の自我である「ハチドリ」と潜入用に自ら作り上げた偽の人格の「ライナ・ベック」という 二つの人格を持ち、必要に応じて入れ替えている。
2つの人格は完全に独立しており、 記憶は共有しているが判断が分かれることもあり、そのことに戸惑う描写も見られる。


紫かぐら


紫かぐら(むらさき かぐら)
箕鄕士官学校四回生→エアハント士官学校四回生→セントヴォルト海空軍派遣少尉候補生→ セントヴォルト海空軍派遣少尉→草薙航空隊→神明隊隊長。
エリアドールでは副長を務め、側面銃座を担当。
背の高い美人であり、士族の出で剣術の達人。
大人びた性格で常に落ち着いており、ともすればいがみ合いそうな清顕とイリアを諫めている。
死んだ清顕の姉と、自身も驚くほどに容姿が似通っており、 それもあって清顕とは早い段階から打ち解けることになる。
エアハント士官学校を卒業後はセントヴォルト海空軍ヴォルテック航空隊に配属された。


ゼノン・カヴァディス


ゼノン・カヴァディス
ハルモンディア皇国の外交官を名乗るが、 正体はウラノス外務尚書省次官。
一見温厚かつ友好的な人物であるが、 実体は極めて狡猾で冷酷なサディスト。
ミオの父イーサンを巧みに取り込み売国奴へと仕立て上げた張本人。
権力者会議クロノ・マゴスを主催する。
『とある飛空士への恋歌』第5巻にも登場しており、 イスラとの交渉で重要な役割を持っていた。
本作ではその際に交渉相手となったアメリア・セルバンテスとの駆け引きをきっかけに 彼女への本能的な欲求を覚え、いつか自分のモノにしたいという欲望を抱いていることが明かされている。
彼にとって容姿も頭脳も高い将来性を感じさせるミオは 育てあげればアメリアのようになりうる素材だと考えているが、 その本心は育て上げたミオを本物のアメリアを手に入れるまでの代替物にするというもの。
売国奴だったというセイラ家の闇を盾にミオもスパイに仕立て上げ、 決して裏切れないように追い込んで苦しみと絶望を与えて心を折り、 自分の望む姿へと変わっていくよう仕向けている。


カーナシオン


カーナシオン
アクメドと並び立つウラノスの超エース。
機体に「黒豹」のエムブレムを描いている。
酷い火傷を負って醜い顔になっており、 包帯を巻いてそれを隠している。
かつて、非戦闘員である清顕の姉を地上掃射で殺害した。
カルステンを除けば、カルステン・ターンを会得している唯一の戦闘機パイロット。
相手よりも高速を保つことが原則の空中戦に於いて、 あえて低速域での空戦に持ち込むことで、敵機の後方を取り銃撃するなど、 変則的な戦法を用いることもある。
戦場でイリア機と戦った際に、負けて機体から脱出した彼女の姿を見て、 以前に機関誌で見かけたカルステンの娘だと気付く。
この時に自分には無い美しい容姿を持つイリアに下卑た欲望を抱き、 あえて見逃す事で自分を追って来させ、 それを返り討ちにして更なる敗北感を刻んで屈服させてから自分のものにすると決めた。
そのために、落下傘で降下する彼女の周囲をわざと風防をあけて自分の容貌を晒したまま飛び続け、 飛空士として侮辱し屈辱を与えた。


セシル・ハウアー


セシル・ハウアー
エアハント士官学校の二回生→エアハント士官学校三回生→ セルファウスト士官学校四回生→シルヴァニア王国女王。
エリアドールでは電信及び側面銃座を担当。
「エリアドールの7人」の中では最年少で、無邪気で話好き、子供っぽい性格。
実はウラノスに滅ぼされたシルヴァニア王国の王位継承者。
本当の名はエリザベート・セシル・シルヴァニア
王国滅亡の際、王家の中でただ一人、アクメドによって空路、 隣国へと逃がされて生き延びた。本来なら市井で生きるはずだったが、 イリアに憧れて軍人を志す。
本人としては王家の人間ではなく市民としての生活を望んでいる。

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